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12日のニューヨーク市場で、欧州各国の財政悪化懸念から投資家のリスク回避の動きが強まり、「安全資産」の金の先物相場が続伸した。指標となる価格は、11日に前日終値比19.50ドル高の1オンス=1220.30ドルまで上昇し、終値ベースで史上最高を更新。12日も通常取引前の時間外取引で一時1オンス=1245.40ドルと取引途中の史上最 日本SEO
高値をつけた。【柳原美砂子、ロンドン会川晴之、ワシントン斉藤信宏】 連日の高値更新の背景には、ギリシャの財政危機などに伴う欧州単一通貨ユーロへの信認低下がある。 危機回避のため、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は最大7500億ユーロ(約90兆円)の大規模な融資枠設定で合意、欧州中央銀行(ECB)もユーロ圏 の国債購入に踏み切った。だが、EUが合意した融資枠や、ECBによる国債買い入れは、財政難の加盟国のリスクをEU全体で引き受けるもので、ユーロの信用力に大きな影響を与える。合意発表から2日たった12日の東京市場で、ユーロへの売り圧力が再燃したのはこのためだ。 米国でも08年秋のリーマン?ショック以降、住宅ローン市場再生に向け 、米連邦準備制度理事会(FRB)が、住宅ローン担保証券(MBS)や政府機関債の買い取りに踏み切り、今年3月末までに総額1兆4200億ドル(約130兆円)を購入。さらに中長期金利を抑えるため、長期国債も約3000億ドル購入し、資産規模をリーマン?ショックの直前の約9000億ドルから約2兆2400億ドルまで膨張させた。ECBも資産規模 rmt の拡大につながりかねない国債購入に踏み切ったことで市場では「ユーロの過剰な流通に伴うインフレ懸念が強まっている」(米CNBCテレビ)。その結果、「世界全体で通貨の価値が低下し、インフレが進む」(米エコノミスト)と見た投資家が金に資金を移していると見られる。 金は、戦争などの際に価格が上昇するため「有事の金」と呼ばれる。過 去には旧ソ連がアフガニスタンに侵攻した直後の80年1月、国内の現物価格が史上最高値を付け、09年11月のドバイショックでも金が急騰した。金市場に詳しいワールド?ゴールド?カウンシルの豊島逸夫日韓地域代表は「主要通貨への不信感が強まり、投資資金が金に集中している。金の上昇基調は当面続く」とみる。 【関連ニュース】 EU:ユー ロ圏GDP、0.2%成長 景気緩やかに回復 NY金:最高値更新1220.30ドル ユーロ先行き懸念 ギリシャ:政府が緊急融資要請 まず2.3兆円 菅財務相:ギリシャ危機の飛び火回避へ 国債発行額抑制 ユーロ:再び売り、市場は動揺 NY株一時100ドル下げ 引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト PR |
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